DARGO: 【ポケTeeのポケットはホームベース型じゃないとダメなのか】

いつも熊本発インディーズT-shirtブランド【DARGO】のブログをご覧いただきありがとうございます。

先日ご紹介したコチラ

【DARGO】
Working Pocket Long T-shirt
100% USA COTTON / 7.1onz PRE-SHRUNK
sewing by uroqo(Kumamoto City, JPN)
color：WHITE, GREY, BLACK
size：SMALL, MEDIUM, LARGE, X-LARGE
price：5800yen + tax

早速ご好評いただいており、とても嬉しいです。
特に地元・熊本の方だけがお買い求めされるだけでなく、オンラインストアを通じて関東・名古屋・関西・福岡と幅広いエリアからもオーダーいただいていて、本当に感無量です。

今回のWorking Pocket Long T-shirt、一番の特徴はなんといっても変形的なポケット。

このポケット、サングラスを収納するためにあえて変形させています。

通常のポケTeeはホームベース型が主流ですが、まず、その形で提案することに疑問を抱きました。

語弊があるので説明させてもらいますが、アレはアレで良いんです。
良いんですが、T-shirtブランドとして、もっと工夫することで新しい価値感や機能性をもったT-shirtを皆さんにご提案したい。僕はそういう考えに至りました。

そこで製作を依頼したのが熊本にて縫製業を営むuroqo(ウロコ) 室原氏。

彼は僕と同い年。平成生まれの縫製職人です。
僕も学生時代から洋服は人並み以上に買ってきた方ですが、彼も年間で百万円くらい買う洋服ジャンキーで、目の肥えたタイプの人間です。

そして彼は熊本のリメイクブランドLittle Vintageさんにて縫製技術を習得。
修行期間中は朝から晩までみっちり縫製をやっていたそうです。

その後、熊本地震を機に独立。

目に見えない技術も、彼の作品を見れば一瞬で分かります。信頼はすぐに生まれました。
「どうせなら今までにないポケTeeをつくろう」と意気投合し、製作がスタート。

縫製は彼の”アトリエ”にて。

普通の部屋にミシンとデスクがあるのみですが、菊池市にある彼のアトリエは自然に囲まれています。とても静かで、作業のしやすい環境でした。

室ちゃんが丁寧に裁断したポケットにプレスしていきます。

本体と縫い合わせる前に、ポケットの角をプレスすることで綺麗な形状に整えます。

一枚一枚、すべて彼の手作業です。

そして次は工業用ミシンで細かく縫います。

本体と接合しない部分を先に縫いました。

古いミシンで一針一針丁寧に。

さて、プロダクトに関して言えば「何を作った」かが大切ですが、「なぜつくったのか」や「誰がつくったのか」ということも大事な要素ではないでしょうか。

そうでもない、安けりゃイイ、という考えの方もいらっしゃると思いますが、DARGOでは上記のような要素も製作の際に大切にしたいと考えています。

僕らが販売するのは「生活衣料品」ではなく「洋服」です。
着る人の外見や心を豊かにできるようなモノをつくらないといけません。

もちろん想いやストーリーがあるだけではダメで、最終的なクオリティーが必須であることコトは重々承知していますが、とはいえ、お店に並んでいるモノをポーンと何となく買うのは味気ないですし、添える程度でも良いので製作秘話のようなお話は出来る限りお伝えしていこうと思います。

オンラインストア専門でやっていると売り手の表情や声は届きません。
ですが、どれだけ文章が長くなっても、厚かましくても、ブログでこちらのこだわりは伝えたいし、販売に関しては ”粋” で在りたい。

片田舎・熊本にてそんなことを想いながらいつも製作に臨んでいます。

Narimatsu

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【DARGO John Bull Studio】

熊本県熊本市東区下南部3丁目10-26

ジョンブルアンティーク内

OPEN / 11:00～18:00

定休日/毎週火曜日

熊本市下南部にあるジョンブルアンティーク内にてショールーム兼工房を構えて作業中です。
親切なスタッフさんがお出迎えされますので、どうぞお気軽にご来店ください。