DARGO 2018春夏
まだまだこれからもリリースは続きますが、5月半ばを迎えたところでいったん落ち着きました。
春夏を迎えるのは3回目でしょうか。
控えめに言わずともウチなんかはまだまだ小さいブランドとはいえ、1年目や2年目からずっと見てくれているお客様もいらっしゃいます。本当に有難いです。
で、、たぶんもうお気づきでしょうが、、、
今年の春夏は例年以上にリリースペースが早い。
去年の同じ時期だと定番以外のシーズンアイテムは2型くらいのリリースだったと思いますが、今季は既に4型をリリース。それに加えて定番のトレードマークTシャツに九州ローカルシリーズ。そして今年はキッズサイズも仲間入りしています。
例えばよくあるアメカジブランドだとサーフィンとかスケートとか、バイクや車など、ある一つの文化にまつわるウェアをリリースするのが主流となっていますが、DARGOでは僕が青春時代の古着ブームからインスピレーションを受けていることもあってか、割りとバランス良く(?)一定カテゴリーの中から様々なデザインをリリースしています。
大事なことですからもう一度言いますが、根源はあくまもで「古着」です。
乗りモノに実際に乗った時の感動とか、当時のアメリカのチームの連中に憧れてそれにインスパイアされたウェアを製作しているわけではありません。
(※サーフィン・スケート・バイク・車など、アメリカでは様々なローカルチームが存在しているのが文化のひとつです)
ユニークでユーモア溢れる「アメリカ古着」の感覚をウチなりに大事にしています。
それこそTシャツという無数に存在するキャンバスに数多のアートワークが描かれているのですが、僕が青春時代だった中学・高校時代、熊本は古着屋さんだらけ。
当時は少ない小遣いを握りしめ、指をくわえながら良いモノをゲットしに足と時間をかけて沢山のお店を回ったものです。
話は逸れますが、最近「アメリカンカジュアル = アメカジ」の意味についてよく考える機会がありました。
アメリカとは海の向こうのあの国のことですが、カジュアルとはなんぞや?と。
まぁ とはいえ以前も何度か調べたことのあるワードだったので頭の中ではぼんやりと理解していましたが、もう一度調べてみると「カジュアルとは格式張らない」とか、そんな意味が。
最近は ”ヴィンテージアイテムの歴史に乗っ取って~~云々” などでヴィンテージ古着のディテールを手間かけて忠実に再現することでリアルなヴィンテージ加工を施したりと、そういったアイテムがたくさん発売されていますが、語弊を恐れず言えば手間がかかっている分お値段が高くなっているし、気付いたら格式張っているように思えます。
但し、それらは僕も大好きな文化ですし、今でもそれなりの良いモノを見るとこの年になってもやはり興奮してしまいます。
手間がかかって値段が高くなるのは結構ですが、そこから更にウンチクだったり、ブランド側・ショップ側からなる「こうじゃないとダメ!」といったようなこだわりが雁字搦めになって発信されることで、実はアメリカンカジュアルが気が付いたら一部のハイエンド層しか楽しめないカテゴリーになってしまっているんじゃないかなと思い始めたのです。カジュアルなのに。
『いや、それはアメリカンカジュアルじゃなくてアメリカンクロージングなの!』
と言われればそれまでですが、それならそれでアメカジとリアルアメリカンウェアとの線引きも必要なのかと考えます。じゃあ 次にそれどこなん?って話になるわけで。
逆にファストファッションでいえば、ファーストリテイリング社が運営するユニクロなんかは柳井社長がカジュアルの訴求を発信されています。
あの方なりのカジュアルの表現方法が大量生産・大量販売によるコストダウン、そして一定クオリティのアイテムをその土地に住む人たちが最大限手に取りやすい価格でお客様へ提供するというものでした。
これもこれで結構な話で。
というかこれを再現するのに一体どれくらいの設備を設ければいいのか。
尋常ではない資金が必要となるのでビジネス的な側面としてはとても凄いことですが、一消費者としてはこの手のアイテムにあまり魅力を感じないのも事実です。
ファストファッションが好きか嫌いか論争は価値観の相違が生まれるのでゴールが無いことを先に申し上げておきますが、僕は同じものが大量にズラーっと陳列されている風景にあまり魅力を感じなくて、買っても実際にどこかの誰かと被るんだろうなと思うとファッションアイテムとしてのアイデンティティを感じれないし、テンションが上がらないので安くてもわざわざ購入する必要はまったくないと思っています。先ほどは拘りの話をやや否定的に話しましたが、なんだかんだ色濃いモノが好きなんです。特に学生時代は自分よりダサい人と服が被ることが相当イヤでした。
そんなこんなでDARGOも3年目に突入しました。
小さいとはいえ、まがいなりにもブランドを運営していますが、自分なりの基準値を経験値から見出し、いま現在も目に見えない沢山の問題や摩擦と闘いながら正真正銘のアメカジウェア、純度の高いローカルメイドのウェアの生産に力を入れています。
結局何が言いたいかというと、ウチは中途半端だということです。
商品企画にこだわりは込めますが、価格はそれ相応に抑えたい。矛盾はしていると思います。やることが他のブランドと真逆。そんなワガママなブランドです。
最初は僕自身の考え片のプロセスに場数が足りなくてとても悩んだり、業界の先輩からはブランドに深みがないと言われつづけていましたが、よくよく考えれば駆け出しなので深みなんて元々あるわけがなく、巷でキャーキャー言われているブランドの "あの感じ" がメジャーなら俺らは一生インディーでいいわ、なんて思ったり。そんな風に受けとめれるようになって、最近は3年目にしてようやくウチらしい落ち着き方を身につけることができるようになりました。アクセルを振り切ってハイペースで新型を出しているのもそれがきっかけあります。
そして、アメカジ本来の意味を踏まえるとハイエンドなお客様にだけしかウケないブランドづくりはしたくないと強く考えるようになりましたし、逆にそういった上層部を魅了するブランドは沢山あるので新しく出現する必要がもはや無いのかなと。
青春時代に出会った古着は今でも僕を魅了してくれています。
DARGOでは、あえて特定のジャンルを巷っぽく表現するのではなく、ユーモア溢れる古着のT-shirtたちからインスパイアされたデザインを手間暇かけ、熱のある手刷りのシルクスクリーンT-shirtへと昇華させています。
もちろんデザインの好き嫌いはどうしてもあると思いますが、普通につくられたTシャツよりも考え抜いた本人が時間をかけて直接プリントし乾燥からパッキングまでを一貫して徹底的に行うことでTシャツに魂のような目に見えない熱が生まれ、そこで初めて1枚4000円だったり5000円の価値が生まれるのではないでしょうか。
価格相応…いや、それ以上のつくり方と相場よりも少しだけ手に取りやすい価格で生産する。
それがウチなりのアメリカンカジュアルウェアの表現方法であり、世間一般の有名ブランドのアイテムでは満足できないあまのじゃく…つまり僕のような方々にご満足いただける方法だと自負しております。
そんなこともあってかブランドの規模をむやみに大きく出来ないのですが、今後も出来る限りブランドらしく独自の観点でキャッチしたテーマを掘り下げながら、精一杯充実させていきたいと思います。
シーズンアイテムはその名の通り当該シーズン限定のアイテムとなっていますが、発売が終了した以降も普通に使っていただけるようにデザインしているので、末永くご愛用いただけますと嬉しいです^^
さてさて、イイ感じに暑くなってきて、いよいよTシャツの時期が到来しましたね。
ここ熊本も夏の序章がスタートしたような気温になりましたが、本番はまだまだこれからです。今年の夏、是非DARGOのTシャツで楽しく過ごしてみてください。
僕は皆さんがウチのTシャツに袖を通して、楽しい休日を過ごしてくださることが何よりも幸せです。
ともに良い夏を🍻cheers!
Narimatsu
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【DARGO John Bull Studio】
熊本県熊本市東区下南部3丁目10-26
ジョンブルアンティーク内
OPEN / 11:00~18:00
定休日/毎週火曜日
熊本市下南部にあるジョンブルアンティーク内にてショールーム兼工房を構えて作業中です。
親切なスタッフさんがお出迎えされますので、どうぞお気軽にご来店ください。
親切なスタッフさんがお出迎えされますので、どうぞお気軽にご来店ください。
【ONLINE STORE】
【STORE NEWS】Please Follow Me!!
https://thebase.in/to_app?s=shop&shop_id=DARGO-theshop-jp&follow=true・1点1点、手刷りでTシャツにプリントするということ
・ディレクター(Narimatsu "RATS" )
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【DARGO Hand Screen Printed T-shirt】
-- Independent Japan Brand --
Inspired by U.S Culture, Roots in California,
Work in Japan, Heart in Kumamoto.OFFICIAL HP:https://dargojapan.shopinfo.jp/
E-mail:dargo.japan@dargo2014.com
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