2016年7月13日水曜日

【新しいお店がOPENしてもドキドキしない話】

いつも熊本発インディーズTシャツブランド【DARGO】のブログをご覧いただきありがとうございます。


今日は洋服屋の話をひとつ。


ぼくたちは熊本に在住しながら、主にオリジナルのシルクスクリーンT-shirtの製作に取り組んでいます。


熊本の街並みの変化を見ながら、最近感じたこと。


新しいお店がOPENしても全然ドキドキしない。


一消費者、一服好きとして、この感じなんでだろうってずーっと考えていました。
3年くらい前から全然ドキドキしないんです。


僕は熊本が古着ブームで大賑わいだった12年前(2004~2005年あたり)に洋服に目覚めて、お小遣いを貯めては街に洋服を買いにいっていました。


学校や友達の中で取柄がなかった僕にとって、感性で洋服を選び、「それ、いいね!」って褒められる瞬間が存る「ファッションする」ということは楽しくて最高の時間でした。


当時はインターネットやSNSはまだ未発達で、唯一の情報源といえばSPY MASTER/スパイマスターというローカルファッション誌だけ。


STREET JACKやGET ONなどもありましたが、どちらかというと当時の全国誌は都内のショップやブランドに視点を置いていたので、BAPEやNo.9などの裏原アイテム特集がメインで、中学生のボクらは手に入れる手段もないので雑誌としてあまり興味を持ちませんでした。


で、代わりにスパイマスターを毎月買って、その月の各ショップのオススメ商品を眺める。
スパイマスターの良い点は、自分のお気に入りのショップのオススメを見れるのはもちろん、自分が行かなさそうなお店のオススメ商品も見れること。


食わず嫌いだったり、店員や常連さんが店の前でたむろって入りづらくても、スパイマスターならチェックできる。
残念ながら後にスパイマスターは廃刊となってしまったのですが、当時は各ショップのオススメ商品を一同に拝見できる画期的な雑誌だったのです。


そのときの熊本の街は土日に遊びに行けば、どのお店もお客さんでパンパン。今とは勢いが違います。
チラっとのぞいてゆっくり見れなさそうだったら「2時間後くらいにまた来ますね~(^^;」なんて当たり前。


お店に行けば洋服はカッコいいものばかり置いてあるし、街もカッコいい服を着た人しかいないし、まるでカッコよくなるために存在している。当時の街にはそんなクールな空気感が漂っていたように感じます。


それで、今となると熊本に新しい洋服屋さんがOPENしても湧き出るものがないというか、何も感じない。


洋服が好きなのに、なぜだろうと。


あれこれ考えたんですけど、おそらく既に一人あたりの選択肢がめちゃくちゃ増えたからだと思います。


ネットやSNSはとてつもなく発達し、今ではわざわざ飛行機に乗らないと買えなかったお店の商品もボタンひとつで買えるほど便利になっている。


逆に僕らが地元のショップで買う理由は何なのか?


実物を直接見れるのはありがたいが、モノだけ勧めてきて付加価値をサービスできないショップ店員がいたり、純粋にお店にいるときの時間が楽しくなかったり。


時間の無駄だし、じゃあポイントも使えるし、ネットで安く買おうってなりますよね。


そうやってリアル店舗から人が離れていっているのが現状ではないでしょうか?
ショールーミング現象(お店で見て、ネットで購入すること)はとても発達していると感じます。


何度も繰り返しますが、一人あたりの選択肢が「地元のお店」+「ネット上の無数のお店」になっているので、街の見え方が十数年前と変わってきています。


たぶん、僕が新しいお店のOPENにドキドキしなくなったのは、これが答え。


一消費者として、地元のお店は応援したいはずです。
皆さん少なからずこう思っているのではないでしょうか?
でも応援消費を頻繁に繰り返すほど理由もないんだと思います。


そういった意味で、僕はこれから「どこでも買えそうなお店が増える」ことよりも、既存のお店が仕掛ける「今までにない面白いこと」に期待しています。


それは別に難しいコトを期待しているわけでなく、例えばそのお店のオリジナルT-shirtを作るということでもいいじゃないですか。
一発めちゃくちゃカッコいいのを丹精込めてつくって、流通させる。
そこでしか買えないなら足を運びますよ、お店に。


ネットの発達により、ぼくらの可能性は広がりました。
選択肢が増えました。それにも増して、モノは作り続けられています。
似たようなモノを数多く見ることはもう飽きたので、次はクオリティーが求められている時代ではないでしょうか?


それはディティールでもいいですし、コンセプトでもいいです。


とにかく売れ方やお客様の動向に左右されずに、「俺はこれが好きだ」と胸を張って言えるような濃いモノづくりを求められているように感じます。


いま、ファッションの時代は変換期を迎えています。
「数量」で満足させる時代から、「本体の質」や「正直な信念」が求めらています。
お客様はいつだって感動したいはず。
いつだって自分が買ったモノが「これいいね!」って周りから言われたいはず。


根底の事実は変わりませんが、経済や歴史などの周囲の環境が変われば、提案する側も伝え方を変化させていかなければなりません。


そういった意味で、脇目をふらずに好きなコトを突き詰め続けていくことが大事になってくると思います。多方面からの指摘や批判をすべて真に受けて、周りと同じ土俵を後発で築いても仕方がない。


継続してやっていると色んな意見を周りから言われるかもしれませんが、発信者は自分とお客様の共通のゴールにむかってひたすら走り続けていくだけですよね。


好きなコトを突き詰めていくしかない時代がやってきているし、好きなコトを突き詰めた人だけが生き残る時代になる。


そんな風なことを感じたという話です。


次回はしっかりアイテムの解説を行いたいと思います。






DARGO Narimatsu
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熊本市下南部にあるジョンブルアンティーク内にてショールーム兼工房を構えて作業中です

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