いつも熊本発インディーズブランド【DARGO】のブログをご覧いただきありがとうございます。
ヒトとヒトの出会いというのは急な巡り合わせもあるもので、先日、DARGOスタジオにご来訪がありました。
その方はヒラタさんといって、現在、中目黒でシャンデリア職人として工房兼ショップを運営されている方です。
以前は熊本・並木坂にて
【SALON/サロン】という有名な古着屋さんを営まれておりました。
アンティークシャンデリア修理とオーダーメイド照明製作の工房
atelier366 (CLICK!!)
繋いでくださったのは同じく元salonスタッフで、ヒラタさんの後輩にあたる古賀さんという方です。
僕と古賀さんはJohn Bull Antiquesで開催されたゴールデンウィークでのイベントにてお会いしました。現在は松橋町にて
【MELT SOUTH WORKS / メルトサウスワークス】というヴィンテージ家具や雑貨を扱うショップオーナーとして、腕を振るわれています。
【MELT SOUTH WORKS / メルトサウスワークス】(CLICK!!)
GW時、古賀さんがジョンブルへいらしており、気軽な挨拶から「
ここだけアメリカンなブースですねぇ」という他愛もない会話になって、そこから色々とお話をした数日後、「
会わせたい人がいます」とメッセージが届き、古賀さんが連れてこられた方がヒラタさんでした。
逆に、古賀さんはヒラタさんに「
オリジナルT-shirtを自分でプリントして販売している若い子が熊本にいる」というような感じで紹介してくださっており、ちょうどGWの長期休暇ということもあってヒラタさんは九州巡回を行っており、熊本ではJohn Bull Antiquesにお立ち寄りくださった、というわけです。
【SALON/サロン】といえば僕らの年代前後で古着にハマった人であれば知らない人はいない有名店で、かつての熊本古着ブームを牽引したリードオフマン的なショップでした。
2000年代に惜しまれつつ閉店しましたが、根強いファンを作り、一時代の象徴的ショップといっても過言ではありません。
ヒラタさんと古賀さん。
そんな凄い方とこんな急な流れでモノづくりや魅せ方、販売促進などについてお話ができるとは思っておらず恐縮ではありましたが、逆に言えばまたとないチャンス。
僕が普段から思っていることや感じていることを目の前の凄い人たちはどう思っているのか。刷り合わせる貴重な機会でもあったのでたくさん質問させてもらいましたが、ヒラタさんからもたくさん質問をいただきました(汗)
・エリア毎での販売方法の違い
・価格設定について
・大手と個人製作の違い
・小さなブランドの魅力はどこなのか
・お客様に何を提供したいのか
・お互い何がきっかけでこういう活動を始めたのか
・目指すところはどこか etc...
などなど、「つくって売る」を主としているプレイヤーとして、古賀さんも交えて3人でたくさんお話させていただきました。
凄い職人さんって、どうしてあんなにも威張らないんでしょうか?(笑)
もうちょっとドヤってみても良いと思うのですが、目線を僕に合わせてくれて、ひとつひとつ丁寧に答えてくれる。
若く、キャリアも少ない僕なんかの意見を丁寧に吸収しようとする姿勢に感動しました。僕もとても勉強になりました。
さて、熊本という片田舎でモノづくりをするメリットは、東京のシーンを間近に見ずに製作することができるので、流行やトレンドを意識せず、今っぽい作風に流されないことだと思います。
逆にデメリットは田舎特有のコミュニティの狭さから、ヒト同士が閉鎖的で、浸透できるようで浸透できないことなんです。クオリティやコンセプト、モノづくりへの姿勢といった、ベースとなる土台を見る前に「アイツが作っているから嫌だ」とか、逆に「アイツがつくっているのは良い」といった人のイメージが極端に左右される部分が未だに根強く残っていることです。
DARGOは熊本ローカルにて地に足を付け、地域循環的で魅力あるモノづくりを展開していくことで、県外の方に少しでも熊本に興味を持ってもらいたいという気持ちで田舎から通販をメインとしたインディーズブランドとしてスタートしました。
現時点でのDARGOの課題は明白で、もっと多くの熊本の方に僕らの活動を知っていただくことだと感じています。
そしてそのフィードバックを自身の活動に活かし、より大きくなっていくこと。
魅力あるブランド活動を継続的にする上で、その地域に住む方々から愛してもらうのは必要不可欠なんです。
VANSも、THE NORTH FACEも、LEVI'Sも、地元カリフォルニアの人たちから愛され、満を持して世界へ挑戦していきました。
最終的な売上額の大きさやフォロワー数の多さがどうって話ではありませんが、県内外の皆様に納得してもらえる魅力あるプロダクトをこれからも提供していきたいというお話です。
フォトジェニックな魅せ方や人気者の知り合いに着てもらることも必要かもしれませんが、こうやって「
語れるモノづくり」をすることはとても大事だと思っているので、いつでも皆さんにお伝えできる準備だけは怠らずにいようと思います。
飛び道具的な手段をサクッと使えればなといつも思っていますが、なんかイヤなんですよね。
そんなんじゃ人気が出てもペラペラっで誰も喜ばないというか。そういう魅せ方や作り方も熊本・並木坂では教わっていませんから。
つくづく不器用だなぁ なんていつも感じていますが、これがDARGOのやり方なのかもしれません。
DARGO "RATS" Narimatsu
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【DARGO John Bull Studio】
熊本県熊本市東区下南部3丁目10-26
ジョンブルアンティーク内
OPEN / 11:00~18:00
定休日/毎週火曜日
熊本市下南部にあるジョンブルアンティーク内にてショールーム兼工房を構えて作業中です
【ONLINE STORE】
・1点1点、手刷りでTシャツにプリントするということ
・ディレクター(Narimatsu "RATS" )
https://www.instagram.com/dargo_rats/
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【DARGO Hand Screen Printed T-shirt】
-- Independent Japan Brand --
Inspired by U.S Culture, Roots in California,
Work in Japan, Heart in Kumamoto.
E-mail:dargo.japan@dargo2014.com