2019年5月11日土曜日

【目に見えない温度と"DARGO Logo" T-shirt】

いつもインディーズT-shirtブランド【DARGO】のブログをご覧いただきありがとうございます。

















"DARGO Logo" T-shirtがデリバリー開始しました。


今まで左袖にプリントしていた小文字のロゴをフロントにハンドプリントしています。


ずっと前からあったんじゃないかと思われそうですが、このロゴがフロントにメインでプリントされるのは意外にも初。この春夏から新登場です。






ご存知ない方も沢山いらっしゃると思いますので、あらためて。
DARGOは熊本発のインディーズT-shirtブランドです。


写真のようにDARGOのプリントウェアはすべて代表である僕(Narimatsu)がシルクスクリーンを使い、1枚1枚手刷りでプリントしています。


今でこそ熊本市内に小さなお店を構えることが出来ていますが、立ち上げたばかりの頃は資金もほとんどなく、バックボーンも経験もない。個人としてのブランド力も無い。


でも、なぜか不確かな自信だけがあり、四畳半の部屋の中、その自信だけでブランドを立ち上げることを決めました。


自信はあるけど道具がないからシルクスクリーンとインクを握ったようなもので、シャツやデニムは個人ではとてもじゃないけど作れない。


でも、プリントTシャツなら・・・なんて、異常な興味・関心から25歳のときに前職のセレクトショップを退職し、DARGOを志事(仕事)にする、そして店を持つ、と目標に向かって今日までの3年半、突っ走ってきました。


そうやって勢いよくスタートしたのはいいけどお客様ゼロだし、家で販売なんて出来ないのでまずはロゴマークを創ることに。
そんな状況からか、ひたすら考え、描きまくりました。


そこで完成したロゴマークが2点。


これと、

これです。



大体50~60個くらいのロゴマークをデザイナーと二人で考案し、最終的にこの2つに絞り込んだのですが、どう見てもどちらも良かった。その時、片一方をボツに出来なかったんです。


デザイナーZaitsuと二人して悩んでいたのですが、むしろ2つ採用しちゃおうと。
ロゴマークって1つしか所有してはいけないような印象を勝手に持っていましたが、そんな考え方の枠にハマッていても群雄割拠のファッション業界をステップアップしていけるわけないやろ、ロゴマークは2つにするばい!みたいな…。ここでも謎の自信を発揮。(若いって凄い)


まぁ、何というか、ウチみたいな業界の末端でいて、底辺のT-shirtブランドのウェアを買ってくれるのに、大手の利益重視で手間のかかっていないウェアと同じような仕様で良いわけがないんですよ。とにかく小さなオマケを添えたかった。


で、考えた結果、袖が無地で寂しいから袖に小さくプリントしよう!というわけで多色ロゴを織りネームに採用。小文字ロゴは左袖に常時プリントされるようになりました。








そして、こちらの多色刷りロゴマークは①白②赤③黒④青の4色刷りで難易度が高いので先に製作にチャレンジ。その後、2016年くらいから発売がスタート。





『じゃあこっちのロゴは1色で簡単だから作らないの?』



なんて声も聞こえてきそうですが、その通りであえてシンプルなものは製作せず、機が熟すのを待っていました。


ブランド開始時にシンプルなロゴTeeって一番売れるものなので製作必須なのですが、不思議なもので手刷りを黙々とやり続けると ”色を重ねた方が偉い" みたいな考え方になってきます。


もちろん費用は増しますし、それって採算上は手を出してはいけない"ヤバい"考えでも、おかねを掛けて作って、それを皆さんに見ていただく光景が病みつきになるというか、大手がビビッて挑戦できないゾーンをこの規模だから挑戦できているというような自負が勝手に沸いてくるんです。


むしろ同じ1色刷りのT-shirtを販売するプロセスでも、そういう難しいこと・面倒なことに挑戦しているブランドが作るシンプルなプリントT-shirtの方が価値があると思っています。


最近はカリフォルニアに行った際に僕が撮影した写真にCMYKの4色分解を施し、手刷りでプリントした超高密度のフォトT-shirtを製作したりと、車で言えばランドクルーザーやロードスターなど、明らかにメーカーの飯のタネとは言えないマニアック路線のアイテムも増えてきていて、だからこそ、あえてシンプルなロゴTeeはもうすぐ4年目を迎えるこのタイミングでリリースすることにしました。




・・・・・


【DARGO】
”DARGO Logo T-shirt
color:WHITE × BLACK, WHITE × RED, BLACK, GOLD YELLOW, AZALEA
size:XS, S, M, L, XL, XXL
price:4000yen + TAX
6.2onz Heavy Weight, Cotton 100%
& PRE-SHRUNK FIT.
Hand Printed in Kumamoto CIty.



【STYLE】171㎝ 60kg MEDIUM着用




【WHITE × BLACK】(CLICK!!)





染み込みプリントなので洗うたびに経年変化を楽しんでいただけます。





袖にはいつものロゴマークと、この春夏から暑い季節も涼しく過ごしていただけるように爽やかなロイヤルブルーのピスネームが付いています。






【WHITE × RED】(CLICK!!)





水性染み込みインクが綺麗な発色。白×赤はこれまでにありそうでなかったカラー。





【BLACK】(CLICK!!)





ブラックは水性ラバーインクでプリントしています。ガンガン着ていくと割れていきますが、それはヴィンテージT-shirtへ経年変化するうえでのご愛嬌ですね。





【ゴールドイエロー】(CLICK!!)





こちらも水性ラバーインクでプリントしています。光の加減で水色っぽく見えますが、実際はもっと相性の良いロイヤルブルーの色です。






【アザレア】(CLICK!!)





80sイメージで製作。際どいカラーが刺激的です。
実は僕、自分用に一枚購入しました。キャンプにハマッているので、アウトドアシーンなどの緑が多い場所では意外と映える一枚です。





ネイビー染み込みインク。










女の子にもオススメです。


・・・・・


DARGOを立ち上げてからの3年間はとても楽しくて充実した時間を過ごしてきましたが、同時に、3年前に戻りたくないくらい膨大な時間を心血注ぎ、自分なりに製作に向き合ってきました。


やっぱり公式ロゴマークってブランドの理念や哲学、そして実際に積み重ねてきたアクションがすべて凝縮され、表現されるものなので、どうしてもバックボーンが薄く見えてしまうペーペーの1年目から発売するのはインディーズT-shirtブランドのやり方として、ちょっと違います。


そういった理由で今日まで出し惜しみしてきましたが、四畳半から間借りのスタジオを経て、公的機関からおかねを借りずにT-shirtの売上だけで今ではちゃんと路面にお店を持てたし、慢心せずこれまで以上のアートワークの表現に挑戦できているので、個人的にもそろそろ披露しても大丈夫だと判断して発売に至りました。


このブログ記事を読んでくださった方はまさか、たかがロゴTeeだけでこんな内側の話が冒頭から最後まで続くとは思っていなかったでしょうが、これがDARGOのT-shirtづくりですし、インディーズブランドとしての在り方だと考えています。


情熱があっても基準値以下のモノを売りつけるのはアレですが、まずは本体のスペックが基準値以上を大きく満たしている自負があるから書ける話で、でも、それとは別にT-shirtに温度ってあるよねって話でした。しかもそれは見えないけど、視れるものであって。









Narimatsu
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【DARGO STORE & STUDIO】
熊本県熊本市南区田井島2丁目1-14
DARGOショップ内
OPEN / 12:00~19:00
定休日/毎週火曜・水曜日
※2019年3月より変更となりました!!

熊本市南区の旧浜線バイパス沿いにスタジオ兼ショップとして路面店を構えています。
ヨダレカレーさんの斜め前ですので、お気軽にお立ち寄りくださいませ。

【ONLINE STORE】

・1点1点、手刷りでTシャツにプリントするということ

【Instagram】
・DARGO

・ディレクター(Narimatsu "RATS" )

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【DARGO Hand Screen Printed T-shirt】
-- Independent Japan Brand --
Inspired by U.S Culture,  Roots in California,
Work in Japan,  Heart in Kumamoto.
OFFICIAL HP:https://dargojapan.shopinfo.jp/
E-mail:dargo.japan@dargo2014.com

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