DARGO: 【DARGO "LAND TO COAST" STORE / お店の運営方針、、とか。】

いつもインディーズT-shirtブランド【DARGO】のブログをご覧いただきありがとうございます。

先日、熊本市内にありますDARGOの実店舗のストアフロントに店舗名の描き入れを行いました。
一応、OPENしてから約一年が経ち、ようやく店の名前が決まりました（笑）

店舗名は「LAND TO COAST」

この名前には "大陸から海岸まで" とか、そんな意味を込めています。

僕は中学時代のヴィンテージ＆古着ブームに影響され、島国日本の熊本からはるばる海を渡ったカリフォルニアに憧れて、アメリカンカジュアルなT-shirtの製作をはじめました。

そして自分自身、この4年間DARGOをやってみて感じたこと。
熊本もカリフォルニアに似てめちゃくちゃディープ。

熊本には山の阿蘇から海の天草まで個性豊かで伝統ある地域が存在し、それと同時に本当に個性豊かなクリエイターや作家さんたちが各エリアにそろっています。

僕は平成生まれで、もうすぐ30歳になるのですが、そんなタイミングで元号が変わり、西暦も夢のような2020年という数字を迎えようとしています。

自分自身の環境も大きく変わって節目のような感覚になりまして、ここ一年くらいは自分なりにファッションを取り巻く環境について想うことがあり、ずっ～～と考えていました。

結局、ニューウェーブなことや流行りの提案は付け焼刃で一朝一夕の方法となってしまい、それでは皆様を「顧客」ではなく「消費者」にさせてしまったり、「購入」ではなく「消費」させてしまうプロセスだけではファッションを純粋に楽しんでいただくことは難しくて、ブランド側の解決策として沢山のことを真っすぐにやるしかないという結論に至りました。

難しいですが、好きなことを根強くやっていく方が僕も楽しい。
流行り廃りなく、皆さんに楽しんでいただけるファッションジャンルであるアメカジをもっと広めたいなと段々思うようになってきた次第です。

＜ブランドは縦に伸ばす、お店は横に拡げる＞

考える中でこんなイメージが急に頭に沸いてきまして、実店舗はDARGOブランドを主軸にしつつも、全国流通していないけど腕の確かな他クリエイターのプロダクトや、アメリカの雰囲気を感じ取っていただける往年のアメカジウェア（主にパンツやグッズ、たまにジャケット）を季節ごとにバランスを見ながら取扱っていくことに決めました。

たとえ内容的に削ぎ落すことはあっても、今後は減退や衰退ではなく拡張。
自分が出来る限りのコンテンツにひとつずつ丁寧にプラスをしていくイメージです。

お店はワードローブやクローゼットであって、そこで僕が考えるスタイリングを通じて、お客様にライフスタイリングをご提案できる場所に成長させていきます。

その分、DARGOはもっとニッチでコアなことを出来るようになるので是非ご期待いただければと思います。

＜実店舗のご案内＞

旧はませんバイパス沿いに面しています。敷地内にパーキング３台完備。

但し、4坪ほどのとても狭いお店で、見やすい人数はお客さん2名くらいまでが限界。
3名くらいになると逆に見づらくなったり何かとご不便をおかけますが、その代わり上野アメ横のセンタービルの一角にある服屋さんのような感覚でご覧いただけますと幸いです。アジと捉えていただけますと幸いです。

LAND TO COAST

正確な英語として合っているのかどうか分かりませんが、とにかくこのお店はそういったイメージで今後拡張させていきます。

熊本一狭くて熊本一広いお店を目指し、その矛盾をしっかり楽しんでいただけて、噛み応えがあるようにやっていきます。

＜オンラインストアについて＞

また、年末までにはオンラインストアもリニューアル予定です。

元々、DARGOの歴史はエアコンもついていない四畳半の部屋でシルクスクリーンT-shirt一枚からスタートしました。もちろん熊本で出会った皆様のご縁やサポートもありましたが、運営の側面でどうやってここまで来れたのかというと、それはオンラインストアを通じて出会ったお客様のおかげです。

ネットを通じて出会うことができたお客様のサポート・後押しのおかげでDARGOは地元に根を張れています。こうやってリスタートを切れることができているのも "あの頃" があったから。

最近はそういった理由でオンラインストアの更新はスローペースでしたが、実店舗同様に次に向けて面白いこと準備中です。

一緒にカッコよくなって、楽しい時間を過ごしていけたらいいなぁと強く思っています。

そんなブランドづくり・店づくりを目指して、初心に返って熊本からまたコツコツやっていきます。

宜しくお願いいたします。