2016年10月18日火曜日

【DARGO "Eliot" Crew Neck Sweat 詳細】

いつも熊本発インディーズT-shirtブランド【DARGO】のブログをご覧いただきありがとうございます!










ついにリリースとなったDARGO 2016秋冬アイテム第1弾
"Eliot" Crew Neck Sweat


昨年のボディはパーカー仕様でしたが、今シーズンはクルーネック!
しかも昨年は10オンスとスウェット・パーカーの厚みの中でも標準的なものを採用しておりましたが、今年は8.4オンスなので秋~冬~春と3シーズン着回せる快適な着心地がポイントなんです






【DARGO】
"Eliot" Crew Neck Sweat
color:ブラック・グレー・バーガンディー・バニラホワイト
size:S,M,L,XL
price:8424yen (in tax)



ブラック(CLICK!!)







「真っ黒」というほど濃くなく、何度も洗いをかけたようなブラックになっていまして、古着好きな方にもドンズバな丁度良いブラックの色味になっています。









【STYLE】 171/58kg サイズXL着用

実はコレ、少し細身のシルエットなのを利用して、あえてXLを着用してみました。
カリフォルニアラブなんでLEVI'SとVANSのCAL発祥ブランドと合わせて。
ブラック×オールドイエローのカラーリングも相性抜群◎







グレー(CLICK!!)






背面には『I'll be right here (イツモ ココニ イルヨ)』の文字が…。
これは劇中でエリオットとETが交わす約束の言葉で、欠かすことのできないメッセージなんです。







グレーの霜降り感、めっちゃいいです。分かりづらいですが、ビンテージを意識したディティールなので袖リブもすこし長め。








バーガンディー(CLICK!!)








カゴには主人公エリオットの手書きの文字。

版も1年以上使い込んだシルクスクリーン版を使用しているので、たとえばカゴの部分などにもノイズが入っていますが、これも特有のアジ。
着込んでいくたびに、古着のT-shirtの雰囲気を持つプリントにやれた生地感が追いつき、さらに雰囲気が増していくこと間違いなしです。







実は首部分に1950年代まで主流だったV字のガゼットもついています。
ネック幅も細めでビンテージらしさを上手く表現。

ちなみに8.4オンス裏毛仕様。
フレンチテリー」とよばれる 通常のスウェットよりも倍以上に柔らかく ふわっとした着心地になっています。






バニラホワイト(CLICK!!)








最近もBEAMSから復刻が出てましたけど、ETの空を飛ぶシーンで使用されたBMXって日本の「KUWAHARA」という自転車メーカーのものなんです。









50台以上のBMXの候補を照らしわせたけどしっくりこなかったスピルバーグ監督が直々に「日本のBMXを使いたい」、と言い始めたことで桑原輪業に白羽の矢が立ったそうです。


このバニラホワイトに関しては、その際に使用されたBMX”KZ-2”(品番)のカラーリングを意識して【白×赤×黒】を使用しています。













【STYLE】 171cm58kgがサイズMEDIUM着用

このボディは真っ白じゃなくて「バニラホワイト」。
少し生成り感のまじった色が絶妙で、いつも着慣れているジーンズやワークパンツなどと凄くマッチしそう。


こちらはジャストサイズにて着用していますので、上からコーチジャケットやスタジャンなどの王道アメカジアイテムを羽織ってもすぐにウインタースタイルへ変身できそうです。


また、おかげさまでリリースより多数ご注文を頂いております。


プリントも古着の街・熊本市内に構える専用スタジオにてシルクスクリーン版を使い、1点ずつ手刷りでプリントしています。
そのためご注文日より4~7日ほどお時間を頂戴しておりますがご了承くださいませ。


ぜひ皆様も80年代当時の雰囲気をギュッと閉じ込めた”Eliot”Crew Neck Sweatに一度袖を通してみられてください。






DARGO ONLINE STORE
(↑CLICK!!)



・・・・・



【"DARGO" 2016秋冬 受注会のおしらせ】
11月5(土),6(日)の2日間
甲佐町にあります「山ぼうしの樹」という古民家をリノベーションした施設にて
Art Human Festa 2016というイベントが開催されます。


こちらのイベントにDARGOも出展することが決定しました。
当日は秋冬アイテムのサンプルを各サイズごとに並べて、一般のお客様にむけた受注会を開催致します。


イベントの入場料は700円ですが、入場の際に会場で使用できる500円チケットをお渡しいたします。(チケットはDARGOブースでの受注の際に使用可能です。)


普段はオンライン及びDARGO John Bull Studioでのみの販売ですが、当日は各サイズごとにサンプルをお持ちしますので、お好きなサイズを選んでいただくことができます。










































音楽あり、フードあり、洋服やアートあり


そんなスローな空間の中で
手刷りのシルクスクリーンスウェットをズラリ並べてみます。


当日は代表のボク自ら店頭に立ちます。
ひとつひとつの製作ストーリーや、元セレクトショップスタッフの経験も活かしてコーディネートのご提案も直接させて頂けたらと思います。


ぜひ足を運んでみられてください。
皆様とお会いできることを楽しみにしています。



・Art Human Festa 2016(イベントページ)
http://art-human.com/


・山ぼうしの樹
http://www.yamabousinoki.com/




Narimatsu
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DARGO Hand Screen Printed T-shirt & Sign Art

熊本市下南部にあるジョンブルアンティーク内にてショールーム兼工房を構えて作業中です

【DARGO John Bull Studio】
熊本県熊本市東区下南部3丁目10-26
ジョンブルアンティーク内

OPEN / 11:00~18:00
定休日/毎週火曜日

【ONLINE STORE】

【Blog】

・1点1点、手刷りでTシャツにプリントするということ
・ディレクター(Narimatsu)

-------------------------------------------------------
【DARGO Hand Screen Printed T-shirt】
Original Silik Screen T-shirt Brand
STANDARD & CORE
Claft With Pride, All For You !!
E-mail:dargo.japan@dargo2014.com

2016年10月15日土曜日

【DARGO2016 秋冬リリース開始。そして11月上旬には一般受注会を開催します。】

いつも熊本発インディーズT-shirtブランド【DARGO】のブログをご覧いただきありがとうございます。


ついにDARGO 2016秋冬モノがリリース開始されました。第一弾はこちらです!




【DARGO】
"Eliot" Crew Neck Sweat
color:バニラホワイト・グレー・バーガンディー・ブラック
size:S,M,L,XL
price:8424yen (in tax)



ブラック(CLICK!!)















【STYLE】 171/58kg サイズXL着用







グレー(CLICK!!)







ネック幅がちょっとだけ細いの分かります?
着るとスマートでめっちゃイイです。Vガゼットもついてビンテージ感が漂っています。








バーガンディー(CLICK!!)








カゴには主人公エリオットの手書きの文字。







バックには 「I'll be right here (イツモ ココニ イルヨ)」という約束の言葉。








バニラホワイト(CLICK!!)








【STYLE】 171cm58kgがサイズMEDIUM着用




また後日詳細解説を行います。
オンラインストアにも掲載しておりますので是非ご覧ください。


DARGO ONLINE STORE
(↑CLICK!!)



・・・・・



また、11月5(土),6(日)の2日間
甲佐町にあります「山ぼうしの樹」という古民家をリノベーションした施設にて
Art Human Festa 2016というイベントが開催されます。


こちらのイベントにDARGOも出展することが決定しました。
当日は秋冬アイテムのサンプルを各サイズごとに並べて、一般のお客様にむけた受注会を開催致します。


イベントの入場料は700円ですが、入場の際に会場で使用できる500円チケットをお渡しいたします。(チケットはDARGOブースでの受注の際に使用可能です。)


普段はオンライン及びDARGO John Bull Studioでのみの販売ですが、当日は各サイズごとにサンプルをお持ちしますので、お好きなサイズを選んでいただくことができます。






































































音楽あり、フードあり、洋服やアートあり


そんなスローな空間の中で
手刷りのシルクスクリーンスウェットをズラリ並べてみます。


当日は代表のボク自ら店頭に立ちます。
ひとつひとつの製作ストーリーや、元セレクトショップスタッフの経験も活かしてコーディネートのご提案も直接させて頂けたらと思います。


ぜひ足を運んでみられてください。
皆様とお会いできることを楽しみにしています。



・Art Human Festa 2016(イベントページ)
http://art-human.com/


・山ぼうしの樹
http://www.yamabousinoki.com/






Narimatsu
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2016年10月10日月曜日

【DARGO 2016秋冬のシルクスクリーンスウェットがリリース間近です】

いつも熊本発インディーズT-shirtブランド【DARGO】のブログをご覧いただきありがとうございます!


熊本ではこの3連休の前半に土砂降りの雨が降りまして、そのおかげもあってか空気がとても涼しくなりました。
基本的にT-shirt+ジーンズ+VANSのスタイルなので、残暑の残る9~10月もそのスタイルからシャツやライトアウター系のジャケットを羽織るのが基本です。


が、もうそろそろスウェットも良さそうだ・・・。


というわけで今週末からいよいよ2016A/Wのラインナップを公開していきます。
先行してご紹介すると、まずはDARGO定番のEliotスウェットがリリースです。







昨年のパーカータイプと違い、目線を変えた素材感・着心地になっていますので昨年ご購入いただいたお客様にも飽きられないように素材をきっちり選んでいます。


この1年、何度も 何度も 何度も サンプルを製作し、色合わせを繰り返してきました。


その経験が活きてきたのか、
今回も今までにないカラーバリエーションで、
個人的にも大満足な色わせが出来ていると思います。


2枚目の写真で言えば、ただ黒と黄色を組み合わせているわけでなくて、ビンテージやアメカジをインスピレーションに持つブランドらしく、生地とインクの相性からバックボーンが伺えるようなトーンを何度も研究し、実践しています。


そんな小さなこだわりを大事につくり続け、着た人が周りから「なにそれ?いいね」なんて言われるような、服を着る楽しみを実感できるウェアをご提案し続けていきたいですね。


さて、皆様。この秋もDARGOらしいデザイン・カラーリングのシルクスクリーンスウェットをリリースしていきますので是非お見逃しなく!







Narimatsu
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DARGO Hand Screen Printed T-shirt & Sign Art

熊本市下南部にあるジョンブルアンティーク内にてショールーム兼工房を構えて作業中です

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2016年10月7日金曜日

【"KAGOSHIMA CITY" T-shirt <プリント編>】

いつも熊本発インディーズT-shirtブランド【DARGO】のブログをご覧いただきありがとうございます!


前回までは<デザイン編>と題して、


”どういうテーマで製作に至ったのか”
”どういうことを意識してデザインしたのか”


を解説させて頂きました。


本日は<プリント編>ということで、ウチみたいな弱小ブランドが他社とは違うやり方でシルクスクリーンT-shirtをつくる上で、肝になるプリントについてお話させて頂きたいと思います。




・・・・・・




まず、使う道具はいつも通りのウッド枠シルクスクリーン版と水性インク。







これを使うことで新品のT-shirtにプリントを施してもインクのカスレや滲みなどの個体差が生まれ、まるで60~70年代のT-shirtが発展途上だった”あの頃”の雰囲気を袖を通して感じて頂けます。


で、プリントって基本的には色を重ねれば重ねるほど鮮やかになります。
つまり重ねるほどデザインに迫力が増すので、存在感が生まれ、よりアーティスティックなものへと昇華されます。


ただし、色の数だけシルクスクリーン版も用意しなければいけなくて、たとえば1枚のボディに4色プリントするなら4版用意しないといけません。


プリントT-shirtって、つくるのにお金かかるんですよね。


版を揃えたり、プリント料金を加えると資材費って結構かさばる。


となると、ビジネスとして一般的には売れるか売れないか分からないファッション衣料にそんな何色も色を重ねていられないじゃないですか。


だからこのご時世、大手メーカーでもせいぜいプリントは2色まで。
カッコいいデザインを描くけど、コスト削減して作りまくる。そうなると大体1色が多いですね。


そうなると、シルクスクリーン版を3~4色重ねたT-shirtなんて店頭で滅多に見ることができなくなりました。


傾向としては、外人のモデルさんに無地やポケットT-shirtを着用させ、良く魅せ、セールスすることが最近は多いかな?
無地だとプリントも版も用意しなくて済むのでメーカー側もコストが抑えられ、リスクも比較的に減少する。


だから、事前にコストが安い商材の売れるブームをつくる。


という背景を踏まえると、ウチみたいなアパレル業界の末端が普通にプリントT-shirtを作っていても意味がない。宣伝広告費もそんなバカみたいにかけれないので。
大手メーカーがかけない手間をかけないと、やってる意味もないな~って感じ。



というわけで”KAGOSHIMA CITY” T-shirtのデザインも前回お伝えした通り、画力にはとても満足しておりますが、この画力に負けない質の高いプリントを施したいと思いました。
DARGOってのは、ココにしかない一枚をプリントしなくちゃいけないんです。


でも九州ローカルシリーズは第2弾まで税込4536円でリリースしてるし、価格も急に値上げできないので版の数も増やせない。とりあえず製版を1色でいくしかないな~


そんなところから、デザインの迫力に負けない色探しが始まりました。




・・・・・




順にプリントの解説を行います。
今回、KAGOSHIMA CITYはブラック・グレー・ホワイトの3色をリリースしました。





<ブラック>








ブラックに染込むホワイト。






染込みプリント」はビンテージTシャツ等でよく見られる人気のプリント技法です。
通常、明白生地にしかプリントできず、濃色生地にプリントすると生地の色が勝ってしまい、色がほとんど映らなくなります。


が、今回は提携先のインク屋さんに特殊に調合してもらった染み込みホワイトというインクを使い、濃色ボディにもプリントできるようになりました。


テカテカしたホワイトラバーもいいんですけど、
それとは違い、光沢感が抑えられとても渋い雰囲気に。




同じ白でもホワイトラバーとは違う。
ブラックはこの染み込みホワイトでプリントして正解でした。






さて、問題は<グレー>です。


焼酎のラベルパッケージということで、書道で使う朱色のようなインクでプリントしたかったのですが、インクの色が薄すぎると下から生地のグレーが赤を透過してしまいどうしても安っぽい赤色に映ってしまったんです。


当初は右上の色をねらっていましたが、どうしても下からグレーが写る。
真ん中上・左上の色に近づけたいけど迫力が足りない…。


DARGOのT-shirtは量産品じゃないし、そんなチープなことを、ましてやファッションの歴史が強い熊本の地で製作できるわけないじゃないですか。


それでハッとなって気付いたのが
グレーの上に下地を引いて、
染込ませるとどうなるのか。


それが写真に写っている真ん中・右のピンクの色味です。
下地に白い染み込みインクをプリントし、上から右上と同じインクをプリントするとトーンが淡くなるじゃないですか!しかもグレーも透過していない!


これはヤバいね。ってことでめちゃくちゃ濃いレッドのインクを製作。


実践に移ります…。







まず、下地を引いて、、、






上からめちゃくちゃ濃いレッドをプリント。
出ました!目指していた朱色です!






グレーを透過することなく、とても完璧なレッドをプリントできました!





ちなみに・・・




左:2色重ね 右:原液のみの1色








個人的な感覚ですが、焼酎モチーフであるこのデザインをT-shirtにプリントするにあたって、このトーンしかないという絶妙な色を探し当てたと自負しております。





遠くから見るとは1色ですが、
実は2色重ねているということで
実際にお客様は3色見ていることになります。




①原液レッド ②重なったレッド ③白










ネット上での拡散ありきの時代に何とも写真映えしない技法を用いて大変申し訳ないのですが、こうすることでボリュームが増し、1版でも迫力のあるプリントが可能になりました。







<ホワイト>







無駄、、、といえばそこまでですが、
実はホワイトも白引きして、上からブラックを重ねています。
こちらも色が少し弱まり、サラのブラックよりマイルドな色になりました。




こうして”KAGOSHIMA CITY” T-shirtのプリントは完成しました。
一般的には需要のないプリント技法ですが、分かる人からすれば迫力の違いは一目瞭然。


ましてや熊本人が鹿児島をイメージしたデザインのT-shirtを製作するんだから、このくらいしないとダメですよ。


唯一無二なシルクスクリーンT-shirtはご注文を頂いてから専用スタジオにて1点ずつ手刷りでプリントを施します。
ご注文日から発送まで4~7日ほどお時間を頂きますが、刷りたてのT-shirtがお手元に届くまでしばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。





【STYLE】 171cm MEDIUM着用

実はDARGOのT-shirtって
Levi's, Vansのカリフォルニアスタイルにしっかり馴染むように製作しています。
(理由は僕がこのスタイルが大好きだからです)


もちろん古着との相性も抜群ですので、皆さん想い想いのコーディネートでもっとT-shirtを楽しんで着てみてください^^
Instagramもハッシュタグ #dargojapan で掲載して頂けると嬉しいです。


さて、とても長くなりましたが<プリント編>の解説でした。


僕らはこれからも手軽で使えて安いモノづくりを目指すより、王道のアメカジスタイルに馴染むけどネットで探さないと見つからないようなシルクスクリーンT-shirtを作りつづけていきたいと思います。



では、本日は華金ということで
芋焼酎を飲みに行きますのでこの辺で。




【DARGO ONLINE STORE】
コチラか!(CLICK!!)




Narimatsu
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2016年10月5日水曜日

【"KAGOSHIMA CITY" T-shirt <デザイン編 その②>】

いつも熊本発インディーズT-shirtブランド【DARGO】のブログをご覧いただきありがとうございます!


ちいさな ちいさな T-shirtブランド
ちいさな ちいさな ブログ


いつもご覧いただいている方に感謝です。ありがとうございます。
その分、普通のショップとは違う視点で、製作においてのストーリーをより詳しくご紹介していければと思います。





さて、本日は"KAGOSHIMA CITY" T-shirt <デザイン編 その②>ということでプリントについての解説を行いたいと思います。






今回のこのデザインもデザイナーZaitsuと入念に打ち合わせをし、紙とペンを使って一から描き起こしてもらいました。


以前、このブログでもご紹介した東京のアンダーグラウンドシーンを席巻するインディーズT-shirtブランド【HEAD GOONIE】代表のオオヤギミキさんは自身のブログでこんなことをおっしゃっていました。


『100点のTシャツを製作するために、まず下書きで30点くらいを目指す。シルクスクリーン版にするときにはイラストレーターにてデータ化しなければならなくて、その際に多少修正をかけるので、30点の下書きはそこで60点くらいになる。あとはインクの色やバインダーの性質をハマるものを選んで100点を目指していく』


これは本当にこの通りで、シルクスクリーンT-shirtが完成に近づいていくプロセスを具体的に表現した言葉になっていると思います。


『うわっ、これめっちゃいいじゃん』なんて興奮するくらいのクオリティで完成した下書きも、インクやバインダーの性質がハマらないと表情が曇ってしまう。まったく100点にならないんですね。


逆にコレどうかな~、なんて思うデザインでもプリントの配色を上手くハメるとめちゃくちゃ輝き出す。


そういう意味でシルクスクリーンT-shirtを製作する上で、プリントは重大なキーを握っていますし、デザインはある程度意味のあるものであれば素晴らしいT-shirtが出来上がるし、自分らしさを自由に表現できる。表現する際の このバランス感がプリントT-shirtの醍醐味なんだと思います。




・・・・・・




この話を踏まえた上で今回の”KAGOSHIMA CITY”のお話すると、すでに下書きの段階から60~70点のクオリティでして、製版した時にはデザインとして僕の中で90点近いクオリティになっていました。


九州の各県をイメージしたデザインを普段のアメカジスタイルに取り入れやすいT-shirtに昇華する。


これを九州ローカルシリーズと題して、2014年より熊本、福岡とリリースしてきました。


ジョン・レノンをパロディした”KUMAMOTO CITY”
そしてピーナッツをブートした”FUKUOKA CITY”


第3作目となる次の目標を「鹿児島県」に設定した際にデザインテーマとして思い浮かんだのが「芋焼酎」でした。


よくよく調べてみると芋焼酎は「Sweet Potato Shochu」というネーミングで日本から世界へ輸出されています。
世界的にも焼酎ファンは多いみたいで、焼酎関連の協会や団体も多く、鹿児島県もアジアの焼酎の発信地として美味しい焼酎を発信し続けています。


一方で僕はラベルパッケージに注目。


例えばアメリカのビールメーカーのデザイン。
どれもめちゃくちゃカッコいいです。


ファッション的にも柄や生地のデザインにサンプリングされたりして、ことバドワイザーにおいては日本のアメカジ業界においてはとても人気の柄です。


バドワイザーの総柄シャツってのが古着であるんですけど、ビンテージ業界ではとても人気のアイテムでした。


でも、そんなのは出回ったら即SOLD。


服が売れないと言われるご時世にも関わらず、時代や年齢を問わないデザイン力や信仰性を持っています。


この現象を自分になりに分析しましたが、やはりそれだけアメリカ本国を象徴していることを表していますし、アメカジ好きにとってはアメリカの匂いがするデザインをファッションとして取り入れることは本当に感動的なことなんだと思います。(僕もその一人です)







でも???


なんで???


世界レベルの焼酎のパッケージデザインが存在しないの???


必要かどうかの論はさておき、世界から見て日本の象徴と呼べるような焼酎ラベルが存在していますか?


一部のファッション意識の高い日本人はアメリカのビールメーカーの柄は好きなのに、日本のアルコール飲料メーカーの柄はファッションで全然着ない。外国の方も着ているのでしょうか?


これって単純にデザインがファッションで活きないからでは?スタイルにハメにくいからでは?それともプリント技術のせい?


僕自身、段々そう思うようになってきて、気付いた時にはking of beer と称される【Budweiser/バドワイザー】のデザインに対抗できるような、世界にむけて発信できる焼酎のパッケージデザインをT-shirtで表現したいという想いが心に湧いていました。


そんなわけで紙とペンとアイデアだけを頼りに、"FUKUOKA CITY" T-shirtをリリースしてから1年4ヵ月後に新作"KAGOSHIMA CITY"T-shirtの完成にたどり着いたのです。











製作にあたり、世界のビールメーカーのラベルパッケージをたくさん見比べましたが、リボンと額縁のようなデザインは古今東西と続くデザインには必要不可欠ということが判明しました。
あまりにも多くのデザインで使用されている歴史に残るデザインフォーマットです。







芋焼酎を世界にむけて、ということで鹿児島で作られる芋焼酎が持つ自信を英語で発信。




"The best Japanese Shochu is rooted in the local"
"and Shochu intoxicating the world"


これは「日本で一番おいしい焼酎は地域に根付いている。そして焼酎は世界を酔わせる」という意味で、個人的にも気に入っているメッセージです。


バドワイザーも自分たちでパッケージにking of beer って書いてるんですよね。
そもそもビールの王様って誰が決めるんだよ。味か?売上本数か?


甲本ヒロトのカップラーメン論争的になりそうですが、とにかくこれは自分で肩書きを称することでking of beerとしての企業活動をしなければならなくなります。


世界でバドワイザーが認知されているのは愛飲してきたファンのおかげですが、要因としてking of beerを作り上げてきたBudweiser社の従業員の努力もとても関係するはずです。


それに加えて日本の焼酎ラベルは控えめな印象が目立ちます。


記載されているパターンは①「商品名」②「山や海や動物などの産地の代表デザイン」の2点に絞られており、自己主張はけっこー抑えめ。


輸出用のデザインとして英語表記で販売しているメーカーもありますが、せいぜい「芋焼酎」を「Sweet Potato Shochu」と表記してるくらいで、国内向けとくらべてあまり変わり映えはしません。


DARGO JAPAN 酒造では世界に誇る焼酎メーカーとしてking of beerに負けないメッセージを自社のラベルに記載することにしました。


あとアルコール度数はお湯で割ってもキリッと香りが残るように25%に。度数はとても大事です。




・・・・・・




そんなこんなで九州ローカルシリーズ第3弾は酒造メーカーのパッケージデザインに決まったのです。


上記でお話したように個人的にも下書きの段階で満足のいくデザインが完成したと思っています。


そしてこのT-shirtを製作する上で、このデザインを崩さない<プリント技法>にもこだわりました。
次回はそちらを解説したいと思います。


ブログの内容、濃いですか?もうサラッと紹介するのは飽きました。。
が、製作にあたってのストーリーも僕の中では作品の一部です。
お客様にとっては一部じゃなくても、目を通していただけると嬉しいです。



ではでは、長いので今回はこのへんで。









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